IBM i の新しいバージョンが発表されてますね!!
V6R1 に続くリリースは V7R1 ということになっています。Power7 の "7" にあわせて V7 なんでしょうね!
発表されたばかりなので詳しいのは英語のサイトばかりですが、なかなか興味深い機能がたくさんあって楽しみです。
DB 関連では XML カラムや MERGE 文のサポート、実行途中でのアクセス・プランの動的変更など、けっこう意欲的な拡張がされていますし、
RPG についても何やら大きな機能強化がありそうです。
早くもっと詳細を知りたいものですねぇ … !!
ちなみに、、
DB関連の XML型のデータ型サポート、MERGE ステートメントのサポートはいずれも "SQL2003 対応"ということになります。
SQL2003 というのは標準SQL のいわば最新バージョンなのですが、今回サポートされたそれぞれはその中でも玄人むけというか上級編的な機能(※)なので、今までサポートされていなかったことは大きな問題ということにはならないでしょう。
(※ 使い方にそれなりの考慮が必要なのであまり一般的ではない、といったような意味です。ちなみに SQL2008 という規格が正確には"最新"のようです)
もちろん SQE という V5R2 からの新しいデータベースエンジンについては機能アップやパフォーマンスアップが継続され、いろんな監視ツールなどもさらに充実しているようです。
RPG については、"Rational Open Access"という機能がいちばん「大きな機能強化」といってよさそうです。
RPG では F 仕様書に「ファイル」オブジェクトを継承したものを指定すれば、同じ「ファイル」であるデータベーステーブルと共通のメソッドである read/write 命令などを使ってシンプルにわかりやすくアクセスすることができるようになっています。つまり、データベースを読み書きするように 5250 データストリームや SNA 通信データストリームを読み書きできるようになっている、という仕組みになっているわけです。
具体的にいうと、DSPF/PRTF 経由で 5250データストリーム、ICFF 経由でSNA通信データストリーム、といった具合ですね。
ただし、この「ファイル」の継承は IBM 提供の「ファイル」でしかできないので、SNA がほとんど新規では使用されなくなった今は 5250 データストリームのみが read/write できる対象でした。
たとえば、RPG でメインのプログラムを書いて PRTF に書き出すように Web サーバーに書き出す、なんてことはできないので、いったん 5250 データストリーム用に書いたものを HATS などの助けを借りて変換する、というかたちでそれを実現していたわけです。
また、ILE の機能を利用すれば、Socket API などを直接呼び出す、Java のクラスを使う、などでいろんなデータストリームへの書き出しはできることはできるのですが、若干"玄人むけ"なコーディングになってしまうことは否めません。
そんな状況を解決するのが "Rational Open Access"という機能、ということのようです。
新しい「ファイル」継承オブジェクトを F 仕様書に指定する、というのではかえって煩雑になりかねないので、あいだにいろんなデータストリーム用の「ハンドラ (handler)」を"プラグイン"することで対応する、ということのようです。これなら、たとえばベースになるのが DSPF ならそのための命令が流用できるわけで、一から新しい「ファイル」継承用のお作法を覚えなくてはいけない、ということを避けたんでしょうね。
どちらも本当にとても楽しみな機能なので、調べてわかったことはまたご報告できれば、と思っています!
この記事にはトラックバック・コメントがありません。
コメントは投稿者の責任においてなされるものであり,サイト管理者は責任を負いません。