2010年7月31日(土) 19:24 JST

キーパーソン、「IBM iマニフェスト」を語る ~ 小野寺 洋 氏

パートナー同士の協業でIBM i市場はもっと大きく拡大する


小野寺 洋 氏
ベル・データ株式会社
代表取締役社長

中堅企業のお客様にSystem iは最適なサーバー

IBM i(System i)はAS/400として誕生した1988年から数えて20年、その前身であるシステム/38、システム/34、システム/36時代から含めると、IT市場ではほかに例のない実に素晴らしいロングセラーです。1つのサーバーがこれだけ長期間にわたって、企業活動の生命線に携わる基幹業務システムを支援してきたことは、この製品がいかに優秀であったかを端的に物語っています。

バージョンアップを重ねても、ユーザーの資産は一貫して守られてきましたし、汎用機と同等の堅牢性を備え、しかもオールインワンボックスならではの使いやすさは、システム人員の少ない中堅中小企業のお客様に最適です。最近はIBMの価格戦略もあって、以前よりずっとお求めやすい価格になってきました。欧米市場では、System i市場が非常に活発であることを考えると、日本でももっと普及すべき製品であると感じています。その意味では、System iにはまだ開拓されていない大きな市場が待っていると思います。

とくに最近、IBMが最重要施策として掲げているミッドマーケット市場、つまり中堅企業のお客様に対しては、大きな可能性を感じます。System iよりオープン系サーバーの方が価格も安いので、お客様の目もそちらに向きがちかもしれませんが、運用性や信頼性の高いSystem iに比べれば、オープン系サーバーでは結果的にインフラコストやメンテナンスコストが高くなる例は枚挙に暇がありません。

パートナーとの協業を活かしてコンバインド・オファリングを提供

企業情報システムのフロントエンドからバックエンドまで全てSystem iで構築すべきだと言っているのではなく、フロントエンド系など足回りのよさが必要とされる部分にはむしろオープン系の方が適している場合も多いでしょう。しかし企業活動の中枢を支援するシステムは、System iこそが最適であり、我々は中堅企業のお客様こそがSystem iの真のターゲットであると考えています。

でも、そうした点に関するアピールが足りないように思いますね。最近では売り手が若くなったせいか、売る側もそのよさをきちんと理解していないような印象があります。System iのよさを最も広く、正確に伝えていくことはメーカーとしてのIBMの責務であり、また我々ビジネスパートナーの仕事でもあると思っています。

ただパートナーが自社だけで取り組むには限界があり、その意味で、パートナー同士の協業が何よりも重要でしょう。System iの活性化策を考えるとすれば、私は最初に、パートナーの協業を挙げたいですね。

ベル・データもそのことを強く意識して、事業戦略を展開しています。幸いなことに、私が社長に就任してから、いろいろなベンダーの方々からソリューション製品に関する協業のご提案をいただいています。そこに当社のアドバンテージであるインフラ系のスキル、営業のカバレージ力、独自のレンタルサービスを組み合わせ、「ワンストップ・サービス」を構築していくつもりです。

その具体的な施策が、ベル・データの提供する「コンバインド・オファリング」です。これは、特定のサーバーモデルにソリューション、保守サービス、災害・障害対策サービス、レンタルサービスを組み合わせ、パッケージ化してご提供するものです。中堅企業のお客様には最も必要とされるサービスですし、ご提供にはパートナー同士の協業が不可欠です。

System i市場をもっと拡大すべく、お客様、そしてパートナーの皆様と一緒にこれからもがんばっていきたいですね。

最終更新日: 2009年1月 3日(土) 03:16 JST; 3,652 閲覧件数 印刷用画面

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